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3.傷口を完全に治す
断耳後一番大事な手当ては傷口を完全に治す事です。「殺菌・外傷治療剤イソジン液」等を使い、1日数回塗ります。断耳後同じ年令の仔犬と一緒に遊ばしたり母犬と一緒にするとなめて傷口がはれます。また温度の高い6・7・8月頃の断耳は特に化膿しやすく耳が縮んでしまいます。(この場合、傷口が完全に治った後、毎日しわをのばす様にマッサージすると縮んだ耳が元通
りにのびます) 傷口は1週間目位から治り始めます。傷口のカサブタはイソジンやオキシドール等でふやかし、消毒されたガーゼかティッシュペーパーでとってやって下さい。カサブタをとると少し血が出る場合もありますが、心配はいりません。毎日薬をつけて化膿を防ぐと日に日に傷口が小さくなります。
4.耳を保定する
傷口が完全に治ると今度は最終仕上げ、耳を立たす番です。右図の〔Cタイプ イヤーヘルパーの取り付け方〕をご参照下さい。
※医療用布テープを巻く時は、耳の血管を圧迫する可能性がありますので、強くしめつけすぎないよう充分ご注意下さい。
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耳の中を脱脂綿できれいに拭きます。耳
の中が不潔ですと小さな傷も化膿します。 |
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耳を立たすのに耳の中に芯を入れます。芯は発泡プラスティックの棒を使います。 |
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②の棒が耳に触れる部分に、医療用布テー
プを巻きます。皮膚との癒着を防ぐ為です。 |
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次にこの棒を耳の中へ押しいれ根元を
医療用布テープで巻きます。 |
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今度は出来るだけ耳の先を引張り上げて
耳の上部を医療用布テープで巻きます。 |
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左の耳と右の耳の根元を出来るだけ近づ
ける様に医療用布テープで巻きます。 |
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この様にして1週間ごと全部はずして3日間様子を見て再びセットして下さい。たとえ片耳だけが立っても止めずに両耳が完全に立つまで続けて下さい。もし耳の中がじゅくじゅくする様でしたら耳の中が乾いてから、また同じ様にして下さい。 |
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